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一向寺 年間予定表

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平成29年 一向寺 年間予定

1月2日ー1月6日 住職が檀家各家へ新年のご挨拶に伺います
 (地区外の檀家様は、お年賀を郵送します)
 3月18日—3月24日 春彼岸供養

 5月27日(第四土曜日) 大施餓鬼会法要
 7月13日—7月16日 東京、神奈川地区の盆供養
 (新盆供養のお宅には14日に住職が伺います。)

 8月13日—8月16日 盂蘭盆会供養(盆供養)
 (13日が仏様のお迎え、16日がお送りです。)
 (新盆供養のお宅には14日(市内)、15日(地区外)に住職が伺います。)

 8月19日(土曜日)新盆施餓鬼会法要(新盆の仏様のいる檀家様対象)
 9月20日—9月26日 秋彼岸供養
11月17日(金曜日) 開山忌法要
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駐車場のおしらせ

 一向寺の二大行事、大施餓鬼会法要と開山忌法要にお車でお越しの際には、一向寺西門から入って、本堂裏側の多目的広場に駐車してください。ただし、駐車可能な台数にも限りがありますので、できるだけ乗り合わせや公共の交通機関でお越しいただければ幸いです。

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年回法要(一向寺本堂内に故人のお名前が掲示してありますので、ご確認ください)


 1周忌:平成28年
 3回忌:平成27年
 7回忌:平成23年

 13回忌:平成17年
 17回忌:平成13年
 23回忌:平成7年

 27回忌:平成3年
 33回忌:昭和60年
 37回忌:昭和56年

 43回忌:昭和50年
 47回忌:昭和46年
 50回忌:昭和43年

2017年1月 7日 (土)

平成29年 一向寺通信です。

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2017年1月 6日 (金)

末梢性顔面神経麻痺について

 顔面神経は、そもそも十二ある脳神経のうち、第七番目の神経です。顔面の動きをつかさどる神経で、まぶたの開閉もします。脳橋(のうきょう)より顔面神経は出ますので、脳橋より上位の脳で脳梗塞や脳出血が起こると、顔面神経障害が起こります。これによる麻痺(まひ)を、中枢性(ちゅうすうせい)顔面神経麻痺といいます。
一方、顔面神経そのものが、なんらかの原因で傷害されて起こる麻痺を末梢性(まっしょうせい)顔面神経麻痺といい、突然発症する原因不明の一側性末梢性顔面神経麻痺のことをベル麻痺といいます。その他に末梢性顔面神経麻痺をおこす病気としては、水痘(すいとう)・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ヘルベスウイルスによって引き起こされるラムゼイ・ハント症候群、腫瘍、多発神経炎、サルコイドーシス、多発性硬化症、ライム病、外傷などがあります。
 中枢性であれば、片麻痺などの他の随伴症状(ずいはんしょうじょう)があるのが普通ですし、顔面神経麻痺以外の麻痺が後遺症として残る可能性が高くなります。前回の号でもお話ししましたように、当時の時宗二祖真教上人は高齢で、しかも片麻痺の後遺症があったとすると、あちこち遊行するのは、不可能だと思われます。
また末梢性の中でも、中風と言い伝えられたことを考慮すれば、突然発症したことでしょう。腫瘍やサルコイドーシスなどは発症が比較的ゆっくりであり、また顔面神経麻痺以外の随伴症状を伴います。またラムゼイ・ハント症候群は、確かに片麻痺はありませんし、強い顔面神経麻痺をきたしますが、耳介や外耳道に帯状疱疹できるので、強烈な痛みを伴います。
また時に難聴や味覚障害もおこします。以上より、時宗二祖真教上人がわずらったのは、おそらくベル麻痺かラムゼイ・ハント症候群であったと思われます。そして顔面神経麻痺の後遺症による顔面のゆがみが後世に伝えられた、と考察します。
 ベル麻痺について説明します。原因は不明ですが、近年単純ヘルペスウイルスの再活性化が原因ではないかと言われています。突然発症するのが特徴ですが、耳介後部痛が先行することがあります。そして顔面神経の完全麻痺がおこり、四八—七二時間でピークに達します。
麻痺側の鼻唇溝(びしんこう)(いわゆるほうれい線)だけが消失し、口角が下がり、額のしわも消失します。ですから片側だけが無表情になります。なお、顔面神経麻痺のうち、中枢性なのか末梢性なのかを鑑別するポイントは、額にしわがよせられるか否かです。
中枢性では、額にしわをよせることができますが、末梢性ではしわをよせることができません。また、口笛がうまく吹けなくなり、特に唇音である「パピプペポ」がうまく発音できなくなります。また急性期や重症例では、麻痺側の目を閉じることができなくなり、角膜が乾燥して、傷つけることもあります。
 ベル麻痺を診断する上で特徴的な検査はありません。顔面神経麻痺の患者さんにCTやMRIを施行するのは、ベル麻痺を診断するためにはなく、中枢性顔面神経麻痺をきたすような脳梗塞や脳出血、末梢性顔面神経麻痺をきたす脳腫瘍などの鑑別診断のために施行します。
 治療はベル麻痺もラムゼイ・ハント症候群も、ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬が有効です。また眼球結膜を保護するために、眼帯と人口涙液を使用します。予後ですが、ベル麻痺による顔面神経麻痺は多くの場合数ヶ月以内に完全回復しますが、後遺症が残る人もいます。ラムゼイ・ハント症候群の場合は、ベル麻痺より予後不良です。

時宗二祖 他阿真教上人のご病気について(1)

Photo_2 平成三一年(二〇一九)には、時宗二祖他阿真教(たあしんきょう)上人七百年御遠忌があります。この真教上人こそが、現在の時宗教団をつくられた方です。

正応二年(一二八九)八月二三日に宗祖一遍上人がお亡くなりになります。このとき厄介な問題が起こりました。カリスマ性をもった教祖の死が、教団の終末を意味する場合、残された信者や高弟達は、その存在価値を失い、教祖の後を追うようにして、集団自殺の危険性が高まることが知られています(これを群発自殺(ぐんぱつじさつ)といいます)。

この時点の時衆(時宗教団に従う出家者と結縁者)もまさにこの危機に陥りました。捨て聖を全うした一遍上人は、教団存続を積極的に望まれなかったために、後継者の指名を行わず、静かに息を引き取りましたので、行き場所を失った大勢の時衆だけが残されました。

実際にその後、目の前の海に身投げをして自殺する時衆が七人いました。真教上人は、彼の周囲に集まった、行き場を失った大勢の時衆を引き連れて、死に場所を求めて彷徨の旅を余儀なくされました。

しかし丹生山(たんじょうさん)で粟河(あわ)の領主に出会い、御賦算(ごふざん)したことを契機に、集団自殺を思いとどまり、真教上人を時宗二祖として、再び遊行が再開されました。後に真教上人は、彼に付き従う時衆が再び路頭に迷うことがないように、しっかりとした教団形成を行いました。

その真教上人は晩年「中風(ちゅうふう)」をわずらった、という言い伝えがあります。中風とは、脳出血や脳梗塞により、運動障害や言語障害のある状態を示す、古い言葉です。この絵をご覧になってください。
一遍、真教両上人の伝記である『一遍上人縁起絵(いっぺんしょうにんえんぎえ)』巻八にある真教上人のお顔です。右側の顔面がゆがんで見えます。現在残されている真教上人の絵や仏像には同様に、右側半分の顔面がゆがみ、右目をすがめた特徴的なお顔となっているものが、いくつかあります。しかし正式な伝記類には、中風を想像させるような記載は残されていません。
ドクター ミネは、この伝承が医学的に見て間違っていると考えています。右顔面がゆがんでいますので、もし中風であったとしたら、左側の脳に梗塞なり出血が起こったことになります。そうなると右側の上下肢と言語機能が傷害されます。真教上人は六十八歳の時に遊行を智得上人に譲って、無量光寺に隠居されますが、隠居後も弟子達の要望に応えてあちこちに出向いておられましたし、八十三歳でお亡くなりになるまで、手紙も書いておられました。
右手、右足が不自由な高齢者が、そもそも徒歩による旅をしますか?まめに手紙を書いたり、和歌を書き残すことが可能でしょうか?現代医療においても、脳出血、脳梗塞は後遺症が問題となります。治療法もなく、リハビリの概念すらなかった鎌倉時代に、ひとたび中風がおこったら、顔面以外の麻痺(まひ)が完全回復するなど、常識では考えられません。
おそらく中風ではなく、突然発症した、末梢性顔面神経麻痺ではないかと考えています。この病気は現在でも、脳卒中との鑑別が必要なる疾患ですので、当時の人が中風と思ったのは無理がないと思います。
 では次回は、時宗僧侶でもあるドクター ミネこと、峯崎賢亮が謹んで、他阿真教上人が晩年わずらったと思われる、末梢性顔面神経麻痺(まっしょうせいがんめんしんけいまひ)についてお話しいたしします。

減量の話(4)  峯崎賢亮

 成人男性の場合通常、一日2600Kカロリー位摂取していますので、減量するためには、1800Kカロリー程度に減らす必要があります。活動する朝、昼を少し多めにして、夕を少なめにするという分配方法が理想ですが、これでお酒を呑むと、確実にカロリーオーバーです。そこでドクター・ミネが実行したのは、一日一食ダイエット法でした。
とにかく朝、昼は空腹を我慢する。そして夕食1食に1800Kカロリーを集中するという方法です。一食1800Kカロリーならばお酒を呑んでもカロリーオーバーになりません。例えばビール中瓶200Kカロリー、日本酒1合200Kカロリーですから、食事とおつまみに1400Kカロリー食べられます。野菜サラダと野菜の煮物160Kカロリー,あじの塩焼き1匹80Kカロリー,枝豆80Kカロリー.マグロの赤身と鯛の刺身が、少し小さめの切り身であればあわせて8切れで480Kカロリーをつまみに食べて、締めの牛丼640Kカロリー。これなら継続可能でしょう。
ドクター・ミネは、特にアルコールに関して工夫を加えました。日本酒一合分(180ml)を基準に換算すると、ビールならば540mlで210Kカロリー。ワインなら225ml(グラス一杯60mlとして3.5杯分)で180Kカロリー。焼酎なら108mlで170Kカロリー。ウイスキーなら60mlで160Kカロリー。アルコール量とカロリー量を計算しやすいように、前もって日本酒1合相当分の各種のお酒を、計測カップを使って計測し、コップなどに印をつけておきました。また野菜サラダであれば、ドレッシングなど使わず、ポン酢で食べました。
どうしても昼に空腹がつらければ、おにぎり1箇と豆腐半丁を食べました(240Kカロリー分を夕食では減らす)。また、仕事の関係で夕食が遅れる時などは、空腹に堪えるために、沖縄の黒砂糖を1箇ないし2箇食べました。脳の満腹中枢は、ブドウ糖によりコントロールされていますので、少量のブドウ糖補給により落ち着きます。これにより一ヶ月で、体重が5Kg低下しましたが、ここで一旦下げ止まりになりました。そこで有酸素運動を開始しました。これにより一年間で90Kgあった体重が75Kgまで減少しました。
 この方法は、お酒の好きな諸兄には好都合です。しかし最大の問題点は、一日一食にすることによる膵臓への負担です。食事をすると、その都度血糖上昇を押さえるために膵臓からインスリンが分泌されます。食後に高血糖となる糖尿病患者では、一日分のカロリーを一食に集中すると、インスリン分泌が追いつかなくなり、確実に糖尿病が悪化します。現在糖尿病を発症していない方でも、糖尿病が心配となる年代で実行するのは、お勧めできません。
 「ダイエットしても、おっぱいだけが小さくなって、お腹の脂肪が全然減らない」という女性の嘆きの言葉を、しばしば聞きます。実は女性の乳房の大きさの差は、乳腺の量ではなく、脂肪の量の差です。生命に直接かかわっていない脂肪なので、脂肪燃焼が必要な時には真っ先に使われます。逆にお腹の脂肪は、大切な臓器を守る働きをしています。若い世代ならば筋肉でお腹を保護できるでしょうが、中年以降になれば、脂肪がクッションとなってお腹を保護しています。
だから脂肪燃焼が必要なときには後回しになるのです。そもそも大病を患えば、必ず体重が減少します。大病と闘うにしても、大病を抱えながら共に生きるにしても、減少するだけの体重があるのとないのでは、どちらが有利でしょうか?体重を測定することは重要です。
しかし高齢者になったら、無理に体重を減らすという「考え」を捨てることも重要です。減量のために運動するのではなく、大病に備えての体力維持、日常生活に支障をきたさないように、転倒予防ための筋肉維持を目的とした運動を継続する必要があるのです。

減量の話(3)  峯崎賢亮

 食事に関してはどうでしょうか。成人男性の場合通常、一日2600Kカロリーぐらい取っています。ですから減量しようと思ったら、食事を男性なら1800Kカロリー、女性なら1600Kカロリー程度にしなければなりません。カロリー計算をする上で、糖尿病の食事療法に関する本が役に立ちます。糖尿病では80Kカロリーを1単位として計算します。1800Kカロリーですと、22.5単位ということになります。つまり23単位以内に納めるということです。

しかしこれは結構大変ですよ。ドクター・ミネは茨城県民ですから、朝は納豆卵かけご飯が一番です。ご飯茶碗一杯のカロリーが3単位ですから、240Kカロリー。小さいパックの納豆も、卵もそれぞれが1単位ですから、それで160Kカロリー。それにお新香と味噌汁でだいたい1単位。つまり大好きな納豆卵かけご飯とお新香、味噌汁で6単位の480Kカロリーです。昼にラーメン食べると、これが6単位ぐらいですから、夕食に食べられるのが、1012単位です。これはカツ丼1杯に相当します。

カツ丼にビールつけるとビール分がアウトです。減量のための食事療法は、継続しなければ意味がないので、容易ではありません。空腹にたえきれずに失敗するケースが多いのはこのためです。ですから、減量のための食事療法を継続するためには、何らかの工夫が必要なのです。その工夫に人それぞれの方法があるので、ダイエット本が星の数ほど出版されるのです。

前回お話ししたように、摂取カロリーを減らすダイエット法なのか、消費カロリーを増やすダイエット法なのかを判断できないようなダイエット法は、実行しない方が好いと思われます。それ以外にも、年代によっては、または持病によっては、このダイエット法は身体に良くないというものもあります。

 減量の成功の可否を握っているのが、動機なのです。10代、20代の頃は、異性にもてたい、そのためにはかわいい、格好いい服が着られるように減量する。これは立派な動機です。恥ずかしながらドクター・ミネも、19歳で初めてダイエットをした動機は、まさにこれです。それが中年になると、これがあまり有効な動機ではなくなります。成人病予防のためのメタボ対策。これも、よっぽど身近な人が成人病で倒れない限りあまり強い動機にはならないようです。

ドクター・ミネも同様で、40歳のころは90キロの体重がありました。ところがダイエットに再挑戦をするきっかけとなったのは腰痛でした。しかも介護保険の認定審査委員会を任されるようになると、多くの高齢者の生活状況を知ることになりました。例えば脳卒中になると、介護してもらうにしても、自分がリハビリをするにしても、体重が重いと不利益になります。

また生命の危機に直結する病気をもっていない高齢者の場合でも、太っていると、どうしても膝や腰を痛めてしまい、加齢に伴う「整形外科の病気」のために自立生活に支障をきたすのです。しかも高齢者になると、整形外科医から減量しろといわれても、現実問題としては、癌のような大病を患わない限り体重が減りません。それは高齢者の場合、消費するカロリーが激減するからです。その一番の理由が筋肉の減少です。

筋肉が多ければ、じっとしている時でも熱としてエネルギーを放出しますので、寒さに強いのですが、高齢者が寒さに弱くなるのは、筋肉からの熱放出が減るからです。つまり高齢者になってから減量しようと思っても「遅かりし由良の助」なのです。

将来「整形外科的な痛みを伴う病気」を予防するためには、40代、50代の時に、減量の努力をしなければならないのです。次回はドクター・ミネが実際に行った方法を紹介します。

減量の話(2) 峯崎賢亮

 体重は水分量と、飲み食いしたカロリーと、消費するカロリーのバランスで保たれています。体重別スポーツ競技選手の場合、計量時の体重が問題となりますので、最後は水分を減らして階級体重内に収めます。しかしこれは脱水状態ですから、命の危険を伴いますので、長期間維持することは出来ません。

ですから安全に減量しようと思ったら、飲み食いするカロリーを減らすか、消費するカロリーを増すしかありません。単純な理屈です。ですから、皆様方が何らかの方法でダイエットを始める際に、その方法が安全かどうかを検証する場合、摂取カロリーを減らす方法なのか、消費カロリーを増やす方法なのか、どちらに当てはまるかを考えてください。

例えば、食事を始める前には充分な野菜を食べ、それから通常の食事を始めるという方法は、摂取カロリーを減らすことで減量に導きます。毎日30分以上歩く、という減量法は、逆に消費カロリーを増やす方法です。医学的には、どんなダイエット法でもこの原則が成り立ちます。

判定できないような方法は、いんちきか危ない方法かもしれないので、実行しない方がよいと思います。前回お話しした「甘い物や穀物を一切取らない」というダイエット法は、どちらになると思いますか?わからないでしょう?この薬さえ飲めば痩せられるというのも、どちらかわからないでしょう?摂取カロリーを減らす方法なのか、消費カロリーを増やす方法なのか、判定できない方法は手を出さないことが一番です。

 よく医者から「減量しろ」といわれて、食事制限をせずにいきなり運動を始める人がいます。空腹を我慢するのは苦痛ですからね。しかし運動だけで減量が可能なのは10代、20代の話です。百歩譲っても30代までです。不惑の40歳を超えたら、運動だけで減量するのは不可能です。

例を上げましょう。ご飯茶碗一杯はおよそ240Kカロリーです。これを普通の歩行で消費しようとしたら、どのくらいの運動が必要だと思いますか?1時間20分ですよ。1時間一所懸命歩いて汗をかいて、咽が渇いたからといって生中、つまり中ジョッキの生ビールを一杯飲む分にはセーフですが、おかわりするとアウト!です。運動だけで減量するというのは、中高年以降になったら、絶対に不可能です。

ちろん運動は必要ですが、それは継続することに意味があります。運動を継続していけば、筋肉がつきます。ほら、プロレスラーや相撲取りが真冬でも薄着で平気ですよね。あれは筋肉量が多いからです。筋肉は特に動かしていないときでも熱を産生していますから、じっとしている時のエネルギー消費量が増えます。つまり運動は、継続することで筋肉がつき、じっとしているときのエネルギー消費量が増えるから、減量できるのです。

短時間ではなく、継続してエネルギーを必要とする場合は、エネルギー単価の高い脂肪を燃焼してエネルギーを獲得します。ですから運動の継続により筋肉が増えていくと、徐々に脂肪も減少するのです。

 ところが普段運動していない人が、いきなり運動するから膝や腰を痛めます。確かに歩行のような有酸素運動は、脂肪燃焼には効果的ですが、今時田舎道でも舗装されていますよ。舗装された道は、歩くときの衝撃をまったく吸収しませんから、その衝撃がもろに膝や腰にきます。だから膝を痛めやすいのです。

しかも運動すると食欲が増しますので、いきなり運動して膝を痛め、運動できなくなっても食欲だけは旺盛になり、結局太るのです。何のための減量だ、ということになります。まずは食事療法で、一キロでも二キロでも減らして、胃をすこし小さくしてから運動を始めるのがよいでしょう。しかも関節を痛めないように、準備体操、整理体操のストレッチも忘れずに行う必要があります。

 

減量の話(1) 峯崎賢亮

 最近話題になっているダイエット法の中に、炭水化物と糖分を、極力摂取しないというものがあります。炭水化物以外の食べ物は制限されないので、減量で一番苦しい、空腹を我慢する必要がありません。ですから一見、楽な方法のように考えがちですが、この方法は危険を伴います。

実際にこのダイエット法で減量に成功した六十代の男性が突然死したことで、週刊誌等で話題にもなりました。いいですか。糖類、穀物を一切とらないと、脳を犠牲にしますからね。

 そもそも生きるためのエネルギー源となるのは、ブドウ糖、脂肪、タンパク質、乳酸です。成人の場合、一日あたりおよそ2400—2600Kカロリー程取っています。その中でもブドウ糖が、身体のどの部位でも手軽にエネルギーに変換できる、最も使い勝手のよいエネルギー源です。ですから総エネルギーの約六、七割はブドウ糖です。

ブドウ糖の供給源が炭水化物(糖類)です。ちなみに採血で「血糖」を計りますが、これは血液中のブドウ糖を測定しています。一方脂肪は、1グラムあたりのエネルギー単価は一番多いのですが、いかんせん使い勝手が悪い。あっちこっちについた脂肪がどんどんエネルギーとして消費されればいいと思うでしょう?

しかしそうは問屋が卸さない。エネルギーとして使うには、結構手間がかかるし、使い勝手が悪いため急場には間に合わず、どうしても後回しにされます。だから少々減量努力をしても、皮下脂肪は減らないのです。蛋白は身体の重要な構成成分ですが、エネルギーとしても利用可能です。


しかしブドウ糖ほど手軽なエネルギー源ではありません。乳酸にいたっては心臓、筋肉、肝臓以外では利用できません。結局ブドウ糖こそが、どの臓器でも手軽にエネルギーを得られる、最高のエネルギー源なのです。

 そして重要なのは、脳という臓器はブドウ糖のみで働いていることです。長時間脳を使うと、無性に甘い物が食べたくなりますよね。これは脳がブドウ糖を要求しているのです。脳は身体の中では特別扱い、つまり「お殿様」なのです。

脳重量は、体重の僅か2%ですが、全身で消費されるブドウ糖の25%を消費しています。ブドウ糖がエネルギー源として消費されるためには充分な酸素が必要ですが、全身で使う酸素のうち20%が脳で消費されます。

ブドウ糖も酸素も血液から供給されますので、心臓が送り出す血液のうち15%が脳に送られています。もし血液が充分に送れないような緊急事態になると、他の臓器は「我慢せい」で、お殿様の脳にだけ血液が送られる仕組みになっています。

しかもブドウ糖というのはあまり貯蓄できません。グリコーゲンという形で肝臓や筋肉にわずかに蓄えている程度で、他はすべて中性脂肪に変えられて蓄えます。しかし一旦脂肪に変えてしまうと、再びブドウ糖に戻すことはできません。

ですから穀物や糖分をまったくとらないと、ブドウ糖が激減するので、わがままなお殿様が怒り出す。他の臓器は脂肪でも蛋白でも何でもエネルギーに変えられますから、飢えることはありませんが、脳はそうはいきません。やむを得ずに筋肉も肝臓も、蓄えたグリコーゲンを分解してブドウ糖に戻して殿様に送りますが、そのうち蓄えだって底をつきます。

結局、脳だけが飢餓状態となります。そうなるとさすがに脳も、脂肪の代謝産物をエネルギーに変えて、なんとかその場を凌ごうとします。そのような状況で、わがままなお殿様である脳が、まともに働いてくれるわけないでしょう。減量のために脳を犠牲にするなんて、ごめん蒙りたいですよね。

2016年3月 7日 (月)

田代三喜祭り・お花祭りを開催いたします。

下記の日程で田代三喜祭り・お花祭りを開催致します。豪華景品も用意して、多くの方のご参加をお待ちしています。
    日 時:平成28年 4 月 3 日(日曜日)
              午前11 時より午後 3 時まで   
  場 所:一向寺境内 
   参加費:無料
各種模擬店、舞台ショー、大抽選会あり。小児用遊具も用意し ます。小雨決行(ただし舞台ショーは中止)
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平成28年一向寺通信 春 彼岸

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2015年11月15日 (日)

大便と腸内細菌の話 4

 腸内細菌叢のディスビオーシスが問題ならば、健常者の便中の腸内細菌を移植してやればいいじゃないか、という発想は容易に生まれます。実際に獣医領域では、馬の慢性下痢(げり)等に対して行われてきました。中国や欧米では、抗菌薬や輸液療法のなかった昔には、健常者の便中の腸内細菌移植が行われていたそうです。


健常者とはいえ、便中の腸内細菌を移植するという方法は、特に衛生観念の強い日本人にはなかなか受け入れ難い治療法ですよね。

しかし、抗菌薬では完治しない再発性難治性偽膜性腸炎患者に対して、健常者の便中の腸内細菌を移植すると、偽膜性腸炎の原因菌が除菌できたという報告が多数発表されています。問題は、便中の腸内細菌をどこからどうやって入れるのか。


それは胃内視鏡を用いて胃ないしは十二指腸に入れる、または注腸で大腸に直接入れるという方法です。まさか口から飲ませる訳にはいきませんから。


また肥満者は腸内細菌の多様性が減少していますが、この肥満者に対して、やせた健常者の便中腸内細菌を移植すると、肥満者のインスリン抵抗性が改善し、腸内細菌の多様性が回復するとの報告があります。ただこの治療法がもっとも期待される腸の炎症性疾患に対する有効性は、確立していません。有効であるという報告と、無効であるとする報告とがあります。

 プロバイオテックスとは、宿主(しゅくしゅ)に保健効果を示す生きた微生物、またはそれを含む食品をいいます。要するにヨーグルトなどの発酵乳のことです。ヨーグルトには整腸作用があることなどは以前から知られていましたが、他にも発がんリスクの軽減作用、アレルギー軽減作用、花粉症軽減作用、胃内ピロリ菌低減作用などがあります。


ただしプロバイオテックスには、胃酸などの上部消化管における消化液でも生存可能であり、消化下部に正着して増殖可能であり、腸内細菌叢のバランス改善、腸管内腐敗(ふはい)菌の低下などの有効効果があり、そして何よりも安全性が高いという条件に適した菌である必要があります。

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