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2011年8月 9日 (火)

「たばこ(煙草)の話 ②」 Dr.Mineの健康法話

 日本の三大疾病は癌、心筋梗塞、脳卒中ですが、煙草は癌の発生のみならず、心筋梗塞と脳梗塞にも深い関連があります。どちらも動脈硬化が原因でおこる病気です。アテローム性動脈硬化の始まりは、変性コレステロールが血管に沈着することから始まります。それは、ヘドロが下水道に溜まるのに似ています。元々コレステロールは、体内で必要な物質なので、肝臓で作られているし、食事からも摂っています。

ところがこのコレステロールは、ひとたび変性すると、ヘドロのように血管に溜まるので、これに対して生体反応がおこることで、アテローム性動脈硬化が始まります。コレステロールを変性させる要因には色々ありますが、その一つが一酸化炭素です。一酸化炭素がコレステロールにつくと、変性コレステロールとして血管に溜まり、血管の動脈硬化が始まります。

煙草の煙の70%以上は、実は一酸化炭素なのです。一酸化炭素は大変水に解けやすいので、容易に血液の中に溶け込みます。煙草一本吸うと、8時間は呼気中に一酸化炭素を排出し続けますので、一日4本以上の煙草を吸う方は、排出されない一酸化炭素が常に血中をめぐっていることになります。コレステロールを変性させない訳がありません。ちなみに糖尿病もコレステロールを変性させる要因の一つです。

 心筋梗塞と狭心症をあわせて、虚血性心疾患といいます。

この虚血性心疾患の発症確率を喫煙者と非喫煙者で比較すると、喫煙者の方が、男性では3.9倍、女性では2倍高くなります。高血圧を合併していれば、男性で6.2倍、女性で7.8倍まで跳ね上がります。また高脂血症と糖尿病がある60歳以上の喫煙者は、なんと6年間で20%の方がこの虚血性心疾患になります。

しかも、実際に心筋梗塞や狭心症を起こしてカテーテル治療やバイパス手術を受けた患者さんの場合、この時点で煙草を止めないと、高率に再発することが知られています。喫煙者と同居している非喫煙者もまた、虚血性心疾患の発症率が6—9%増加します。一方禁煙5年で、虚血性心疾患の危険率は非喫煙者と同等になることも知られています。

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