2019年2月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28    
フォト
無料ブログはココログ

« 寄附連名碑(表裏) | トップページ | 終末期医療と宗教について② »

2014年7月16日 (水)

終末期医療と宗教について①

 今でこそ医療と宗教は別物と思われていますが、元々医療と宗教というのは、時代がさかのぼればさかのぼるほど密接な関係にありました。病気の原因がまったくわからなかった時代、治療法もまったく確立していなかった時代、病気になれば祈るしかありませんでした。
つまり、医療=宗教儀式でした。これは日本も世界も同じでした。そのうちに、例えばこの草を煎じて飲めば下痢が治まるとか、この葉を張っておけば出血は止まりやすいなど、経験の積み重ねから医学が生まれていきます。
日本の歴史において一大転機となったのが、奈良時代に、鑑真和尚によってもたらされた漢方医学です。以降、寺院で漢方の知識を得た僧侶が医師を兼ねるようになりました。これを医僧制度といいます。この制度はおよそ900年間にわたって存続しました。
 日本でもヨーロッパでも、医師といえば昔は内科医のみでした。今でいう外科医は、ヨーロッパではかつて床屋が受け持っていました。しかし日本では、主に外科医も陣僧とよばれる僧侶でした。外科医がどうしても必要となるのは戦のときです。戦場で唯一の非戦闘員が陣僧でした。
彼らは、戦場で亡くなった兵士を弔うことが主な仕事でしたが、僧侶になる過程で多少なりとも学んだであろう、漢方医学の知識があり、刀で切られた、槍で刺された、鉄砲で撃たれたといった傷や、落馬して骨折した等、今で言う外科医、整形外科医として医療を行っていました。

« 寄附連名碑(表裏) | トップページ | 終末期医療と宗教について② »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 終末期医療と宗教について①:

« 寄附連名碑(表裏) | トップページ | 終末期医療と宗教について② »