2019年2月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28    
フォト
無料ブログはココログ

« 減量の話(1) 峯崎賢亮 | トップページ | 減量の話(3)  峯崎賢亮 »

2017年1月 6日 (金)

減量の話(2) 峯崎賢亮

 体重は水分量と、飲み食いしたカロリーと、消費するカロリーのバランスで保たれています。体重別スポーツ競技選手の場合、計量時の体重が問題となりますので、最後は水分を減らして階級体重内に収めます。しかしこれは脱水状態ですから、命の危険を伴いますので、長期間維持することは出来ません。

ですから安全に減量しようと思ったら、飲み食いするカロリーを減らすか、消費するカロリーを増すしかありません。単純な理屈です。ですから、皆様方が何らかの方法でダイエットを始める際に、その方法が安全かどうかを検証する場合、摂取カロリーを減らす方法なのか、消費カロリーを増やす方法なのか、どちらに当てはまるかを考えてください。

例えば、食事を始める前には充分な野菜を食べ、それから通常の食事を始めるという方法は、摂取カロリーを減らすことで減量に導きます。毎日30分以上歩く、という減量法は、逆に消費カロリーを増やす方法です。医学的には、どんなダイエット法でもこの原則が成り立ちます。

判定できないような方法は、いんちきか危ない方法かもしれないので、実行しない方がよいと思います。前回お話しした「甘い物や穀物を一切取らない」というダイエット法は、どちらになると思いますか?わからないでしょう?この薬さえ飲めば痩せられるというのも、どちらかわからないでしょう?摂取カロリーを減らす方法なのか、消費カロリーを増やす方法なのか、判定できない方法は手を出さないことが一番です。

 よく医者から「減量しろ」といわれて、食事制限をせずにいきなり運動を始める人がいます。空腹を我慢するのは苦痛ですからね。しかし運動だけで減量が可能なのは10代、20代の話です。百歩譲っても30代までです。不惑の40歳を超えたら、運動だけで減量するのは不可能です。

例を上げましょう。ご飯茶碗一杯はおよそ240Kカロリーです。これを普通の歩行で消費しようとしたら、どのくらいの運動が必要だと思いますか?1時間20分ですよ。1時間一所懸命歩いて汗をかいて、咽が渇いたからといって生中、つまり中ジョッキの生ビールを一杯飲む分にはセーフですが、おかわりするとアウト!です。運動だけで減量するというのは、中高年以降になったら、絶対に不可能です。

ちろん運動は必要ですが、それは継続することに意味があります。運動を継続していけば、筋肉がつきます。ほら、プロレスラーや相撲取りが真冬でも薄着で平気ですよね。あれは筋肉量が多いからです。筋肉は特に動かしていないときでも熱を産生していますから、じっとしている時のエネルギー消費量が増えます。つまり運動は、継続することで筋肉がつき、じっとしているときのエネルギー消費量が増えるから、減量できるのです。

短時間ではなく、継続してエネルギーを必要とする場合は、エネルギー単価の高い脂肪を燃焼してエネルギーを獲得します。ですから運動の継続により筋肉が増えていくと、徐々に脂肪も減少するのです。

 ところが普段運動していない人が、いきなり運動するから膝や腰を痛めます。確かに歩行のような有酸素運動は、脂肪燃焼には効果的ですが、今時田舎道でも舗装されていますよ。舗装された道は、歩くときの衝撃をまったく吸収しませんから、その衝撃がもろに膝や腰にきます。だから膝を痛めやすいのです。

しかも運動すると食欲が増しますので、いきなり運動して膝を痛め、運動できなくなっても食欲だけは旺盛になり、結局太るのです。何のための減量だ、ということになります。まずは食事療法で、一キロでも二キロでも減らして、胃をすこし小さくしてから運動を始めるのがよいでしょう。しかも関節を痛めないように、準備体操、整理体操のストレッチも忘れずに行う必要があります。

 

« 減量の話(1) 峯崎賢亮 | トップページ | 減量の話(3)  峯崎賢亮 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 減量の話(2) 峯崎賢亮:

« 減量の話(1) 峯崎賢亮 | トップページ | 減量の話(3)  峯崎賢亮 »