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2020年1月25日 (土)

ドクターミネの「老・病・死」を見つめる法話 第三回

 以前、ドクターミネの毒舌健康法で、減量について話をした。若い時分の減量には意味があるが、六十を過ぎてからの減量は、よくよく考えた方が良い。確かに膝や腰への負担は、体重が軽い方が少ない。しかし減量のために食事を制限すれば、脂肪より先に筋肉が落ちる。かといって、そもそも運動だけで痩せようとするのは無謀である。無理な運動で膝や腰を痛めたら元も子もない。

 病気になれば消耗戦となる。この消耗戦では、脂肪と筋肉は「エネルギーの蓄え」になる。いい年をして、イケメンだの美熟女だのという言葉に惑わされて、脂肪を目の敵にすることに意味があるのか否か、よくよく考えるべきであろう。一方、膝や腰を守るためには、減量だけでは不充分である。関節を支える周囲の筋肉を鍛える必要がある。そのためには、どのような運動が適しているのか、勉強する必要である。

 スポーツの場合、一番危険率が高いのは「ゴルフ」だと聞いた事がある。本当?と驚かれた諸兄もいるであろう。例えば武道は、指導者でもないかぎり、中高年以降はしないであろう。サッカー、ラグビーといったスポーツも、体力に相当自信のある中高年以外は無理である。そこへいくとゴルフは、いくつになってもできるスポーツというイメージがある。ろくに準備体操もせずに、真夏や真冬にクラブを振り回すから命を危険にさらすのである。頸椎や腰椎に椎間板ヘルニアのある人は、ゴルフやテニスは向かない。身体を回転させるようなスポーツは、ヘルニアを悪化させるからである。ドクターミネは現在特別なスポーツはしていない。朝夕の犬の散歩、境内掃除、外出時には意識して歩くように心がけている。しかも、携帯電話の機能を使い、一日どのくらい歩いたかを毎日記録している。

 若い時分の減量での食事制限は、空腹との闘いであった。しかし六十を過ぎると、以前より食欲が減退する。しかし食欲は、病気との消耗戦においては生命線となる。大病を患った時、生還できるか否かの重要な要素が食欲である。また長命の方々は、肉をよく食べるという。しかし「肉を積極的に食べれば長生きできる」というものでもない。そもそも毎日肉を食べても胸焼けしないような丈夫な胃袋と、パンクしないだけの丈夫な財布を持っている必要がある。肉を食べて、すぐに胸焼けするような胃袋しか持っていなければ、毎日肉を食べる気にはならない。

 ドクターミネは、空腹感を大切にしている。特に朝食と昼食は、空腹感を感じないかぎり、無理して食べない。理由は単純明快である。夕食での晩酌をおいしくいただくためである。「空腹は最大のごちそうである」という言葉は言い得て妙である。そして、昼酒は呑まないようにしている。学生の頃、昼食でそば屋にいくと、決まってカウンター席で、そばと天ぷらを食べながら、実においしそうに日本酒を呑む年寄りがいて、あの姿にあこがれていた。しかし内科医になれば、アルコール依存症(いわゆるアルコール中毒)の患者も診ることになる。彼らの多くは朝から酒を呑む。うまい、まずい、の次元ではない。ただただ朝から飲む。しかも尿を垂れ流しながらも呑む。あの強烈な光景は忘れられない。だからドクターミネは、昼からうまそうに日本酒を呑んでいた年寄りに憧れながらも、午後五時を過ぎるまで、決して飲まない。葬儀や法事の後で、お清めに呼ばれることもあるが、ウーロン茶以外は一切飲まない。ウーロン茶でお刺身を食べることにも慣れた。昼間のお清めでお酒を一切呑まないのは、もちろん仕事中ということもあるが、それよりも「アルコール中毒」に対する恐怖感からである。悪友ともいうべき酒と一生付き合っていくために、午後五時前には決して酒を呑まない、という自分のルールを破らないようにしている。

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